病院へ行こう!
今日、重粒子線治療の初日を済ませてきました。治療に関する書き込みは昨日から始めたわけで、つまり「今から始まるリアルタイムの書き込み」と「思い出しながら振り返る過去情報の書き込み」が入り乱れることになります。ちょっと読みにくいかもしれないけれど、できるだけありのまま伝えていきたいと思っているので、しばらくはこの形で行きます。
さてさて。
今日は実質的に最初の書き込みで、割と人の目にも触れるかもしれないな、なんて思っているので、一番伝えたいことをちょこっとだけ書いておきます。それは、
『病院へ行こうぜ、みんな!』
です。別になんかかっこいいことを言いたいわけじゃなくて、単純にそうした方が後の選択肢が増えて便利だよってことです。
自覚症状がない上に進行も遅い前立腺がんは、気が付かないまま寿命がきて墓場へもっていくタイプのがん、それがPSA検査が普及したことで表舞台に出てきました。PSA検査すればほぼ確実に見つかり、早くみつければそれだけあとの治療の選択肢も増えるって寸法です。
50超えてまだPSA検査していない人はしましょうね。でも問題はきっとそこじゃあない。PSA検査で高値が出た後、悩んでなかなか行動に移せないとこがきっと問題なんです。なぜなら、精密検査の条件に「針生検できるところで」って書いてあるから。。。
針生検。痛そう。字面が嫌。(笑)
実際、微妙なところに針を刺して検体とるので、簡単なことではないです。そのうち書こうと思ってますが、私は二泊三日の入院してやる針生検して、尿カテでへろへろになりました。
でもちょっと待って。精密検査にいってもいきなり針を刺されるわけではないです。私のときは、まず触診して(それはいきなりでしたが)もう一度血液検査してMRI撮って。そもそも進行の遅いがんなので医者ものんびりしたもん、MRIの結果を見ながら診察するころには、実は大体がんかどうか察しもついていて、本人も「やっぱ針生検やんなきゃだめかなぁ」って思い始めてます。
で、そんな思いまでして針生検して結果が出たときに「もうちょっと早く見つけていれば、あれもこれも試せたよなぁ」とかなったら嫌じゃないですか。私は嫌でした。なので、まあとりあえずは医者へ行ってみようぜ!ってことです。
PSAは加齢とともに上がるものらしいけれど、常に高値として上昇しているのなら、きっと上昇し始めたときに「何か」が起きている。。。私の場合も、病院へ行く一年前の高値ギリギリの時に始まってたっぽいし。
さあ、どうよ。
もし行く気になってくれたのなら、病院でなにが起こるかはこれからここに書いていきますので読んでください。そして治療方法として重粒子線を検討するのなら、私の経験したことが役に立てば嬉しいなあって思ってます。
前立腺がんは部位別10年相対生存率の一番高いがん、つまり一歩踏み出せば治る可能性が高いってことです。敵を知り己を知ればなんとやら。
ということで。
病院へ行きませんか、みなさん?