サドルが遠くなった日。重粒子10日目。 [2022-05-25]

2022年5月25日(水曜日)

まずうんこから。
今日は早い段階で4回でた。4回目は固形物ではなかったけど。

最近は「食べたものとうんこの関係」をトイレのたびに考えてる。24~48時間以内に食べたものを思い起こして「今のはあれかなぁ?」とか。結局いつもよくわからないんだけど。(笑)

今回は何が影響してこんなに出たのか・・・というと・・・あ、きな粉だな。
昨日一昨日と「きなこねじり」なる「きな粉を三温糖で練ったお菓子」をぱくぱく食べてた。調べてみるときな粉には不溶性と水溶性の食物繊維が含まれていてお通じには大変いいらしい。きな粉すごい。ところてん以上の効果。でもちょっと出過ぎなので治療終わるまでは避けよう。(笑)

今日は治療中の最後の診察がある日。絶対ホルモン注射の話になるから、ちゃんと回数調べておいた。

最初は飲み薬だけで去年の11月26日、そして2週間後の12月10日から注射開始、1月7日、2月4日、3月4日、4月1日、5月2日で計6回。先週の話だと注射は6回で終わりらしいのでこれで終了。まちの泌尿器科には「あと1回あるかもって言われた」と伝えてあり予約票にも注射するって書かれてあるので、今度いったら受付で「注射終わりらしいからお手紙読んでね」とお伝えしないと。

そして病院へ。今日は病院ついたらがまんできずに最初におしっこした。
いつもは「治療直前の一回」までがまんするんだけど、今日は家を出る前に水飲み過ぎたかしら。それとも頻尿が始まってるのかしら?なんかちょっと負けた気分。(笑)

受付では早速お兄ちゃんから「今日は最終診察なので治療後に先生から説明があります」「事前にこれ読んでおいてください」と冊子「重粒子線治療を終わられる方へ」を渡される。

この冊子に限らずだけど、ここで読まされる諸々の資料や動画は全部持ち出し・複写禁止なのよね。責任問題あるからなんだろうけど覚えるのもメモ取るのも面倒なのでまるごと渡して欲しい。

ってことで自分のメモ兼ねて書くと、、、

  • 頻尿など変化があれば連絡する。薬必要なら排尿改善薬を処方する。この薬は車の運転注意。
  • お腹の調子を整える薬は中止する。便秘の人は酸化マグネシウムの継続をお勧め。
  • ホルモン療法の期間、中間リスク群はホルモン療法の注射(LHRH製剤)始めてから最低6か月、高リスク群は最低2年間続ける。私は中間リスク群なので6か月ね。
  • お酒は治療後3か月禁止。血管拡張効果により照射部位の炎症が強まり有害反応を惹起するため。
  • 自転車などサドルのある乗り物は、骨盤に直接刺激になり有害反応を引き起こすため一生乗らない様に指導している。馬にも乗れないな。(笑)
  • 次回診察は3か月後、問診票(重粒子線治療後の経過観察票)とまちの泌尿器科の採血結果を持っていく。
  • 今後のスケジュール表(病院へ行く日と問診票を郵送する日が記載されている)を渡される。
  • 「経過観察について」の「治療後の効果判定について」、そのまま書くと「前立腺がんに対して重粒子線治療を行ったあとは採血でPSAを確認するのみで十分です。原則、画像検査は行いません。治療後は採血でPSAを定期的に確認します。PSAが治療後2ng/mlを超えたら再発を考えて精査を行います。」とのこと。
  • PSA検査の頻度は、治療後~3年目までは3か月毎、3年~5年目までは6か月ごと、5年~10年目までは1年毎。具体的な日はスケジュールに記載されている。これを目安に主治医と相談して決める。

すべて昔もらった資料に書いてあることで驚きはないんだけど、画像検査しない理由とか再発後の対処の難しさとかは書いてなくて、まあ安心側に寄せて書いてある感じかな、と。

あと「xx年~xx年目」とか区切りが曖昧な書き方をするのは医者っぽいよなあ、って思った。スケジュール表には個人ごとの日付が記入されてるみたいなので「細かいこと言わずにあとでそっち見ろよ」ってことなんだろうけどね、そこ含めて医者っぽい。(笑)

ホルモン療法の中止と血液検査のタイミングは、LDL下げるリバロの止め時も考えないといけないし、町の泌尿器科のセンセと相談だな。リバロやめて1か月後に血液検査するか、1回検査してもう少しリバロ飲んでそのあとにもうもう1回検査するか、、、そんな感じか。
注:この時はホルモン治療の副作用でLDL上がったと思ってた。おそらく関係ない。

ちなみにすでに貰ってる冊子(カレンダーとかセルフチェックとか挟まってるやつ)に書いてあることと多少違ってたりする。「晩期有害事象としての血尿血便は1~2日様子みて悪化するならまちの泌尿器科かがんセンターへ」「激辛は避けて」「バイクや自転車、エアロバイクは避けて」などは冊子には書いてない。

この辺は最終日に看護師に再確認しよう。はっきり答えてくれないかもしれないけど。
書き出すとこんな感じかな。

  • 温泉は3か月だけ避ければいい?お風呂は入ってもいい?
  • スケジュール表、まだもらってないのでください。
  • 炭酸や麺類も解禁でいい?
  • 血尿血便は1~2日様子見てから連絡する?重篤で緊急な症状は何かある?
  • 激辛はずっと避ける?腸の問題?
  • 大腸内視鏡はいつからOK?

さて定刻。更衣室いく前に番号札返そうとお兄ちゃんの方に歩いていったらなんか言ってる。手渡したら「わざわざありがとうございます」と言われたので「そこに置いておいてくれれば」的なことを言ってたのかな?このお兄ちゃんとの会話はたまにかみ合わない。(笑)

そして治療も終わって先生の診察。

「10日目ですね」「はい、残り2回です」「お変わりありませんか?」「自覚する様な変化はないです」「おしっこの勢いが少し弱いんですね?」「やっぱり気のせいかもしれません」「排便は順調ですか?」「問題ないです」「皮膚の炎症について看護師に何かいわれましたか?」「横ですよね?見られてないです。(ちょっと見る)起きてないと思います」・・・って感じで特になにもない。
ちなみに炎症があるかどうかを先生は見てくれない。(笑)

「次回8月10日で予約はいってますよね?」
「えっ」

予約票を見ると、、、「あ、ほんとだ入ってます」「時刻は未定だったと思うのでPM2時にしました」「こっちが終わってから泌尿器外来へ行ってください」「はい」「そのあと6か月、1年後にまた来てください」「来ないときはPSAは郵送してください」

つまり3・6・12か月でPSA結果持ってきて、9か月目は郵送と、そういうことらしい。3年間は3か月、そのあと5年まで6か月、10年まで1年というのは資料にあったとおり。

・・・って言われて気が付いたけど、予約票には来年の分まで予約入ってた。最初のうちは検査だなんだで印字領域が埋まってて意味がないので見てなかったけど、ちゃんとお知らせされてたのね。失礼しました。

「注射は6回終わってますね」「6回目はいつ打ちましたか?」「今月の頭です」「ではホルモン治療は終了です」

やっぱり注射は終わりか。

「お手紙の宛先はは紹介元の大学病院ですね」「いえ、その紹介元の町の泌尿器科です」

今回は最初に通っていた町の泌尿器科と、そこから針生検のために紹介された大学病院と、さらにそこから2ndオピニオンでここに紹介状書いてもらったから妙な三角関係になっちゃってて面倒かけちゃってるかも。ごめんね、先生。

「(町の泌尿器科の)先生宛のお手紙は最終日にお渡しします」

しかしここの先生、資料のことはほとんど話さないのね。看護師さんが説明するのかもしれないけど、お兄ちゃんは先生が説明するっていってたぞ。(笑)

ってことで2つほど質問。

「ホルモン治療の効果はいつまで続くんですか?」「それは難しいですね」「人によっては、0.0いくつとか、0.1とかそれくらい戻ってきます」

聞きたかったのは「ホルモン治療の効果でPSAが低く抑えられている期間はどれくらい?」ってことだったんだけど「ホルモン治療やめたらPSAがどれくらい戻ってくるか」と思ったみたい。効果がいつ終わるかわからないと「とりあえず治療はうまくいったぜ、やったー!」ってお祝いするタイミングがつかめないんだよな。

「私たちは2上がったら再発って考えます」「ホルモン治療を止めて戻ってきたら効果がなくなってるってことですね」「そうですね」

ま、戻ってきたらそこが効果切れの時だね。戻らなかったら・・・いつだろう。以前見たブログだとすぐには効果切れないみたいだけど。まあ3か月後にはまたここに来るし、なんならまちの泌尿器科のセンセに聞いてみよう。

質問その2。

「資料に骨盤の振動があるといけないって書いてあったんですけど、その仕組みがよくわからなくて」「ああ、それは前立腺があってその中に尿道があって、血管が弱ってるから前立腺に直接刺激があるとよくないんですね」「自転車とかこう(ペダルこぐしぐさを手で表現)だからですね」「そうそう」

結局骨盤は関係ないのか。

「だから椅子に座ってて振動があっても大丈夫」「ストレッチとかも大丈夫ですか?」「大丈夫」

なるほど、結局前立腺にあたる動作が良くないのね。だったら俺のバイクも問題なさそうだな。聞かないけど。(笑)

ただ「血管が弱ってる」ってはっきり教えてもらえたのはありがたい。やっぱりそうゆうことなのね。

「他に何かありますか?」「他はないです」

食事や温泉の話は看護師さんに聞くことにして、ここでは先生しか答えられなさそうなことだけ聞いておいた。

まあ、資料読んでても話しててもそうだけど、なんとなく全体に説明がわかりにくいというか、回り道し過ぎというか、ストレートには言わないよね。慣れたけど。

そしてまた受付へ。「診察終わりましたけど、この後看護師さんからの説明ですか?」「?」「資料には看護師さんからの説明があるって書いてあったんですけど」
なんか伝わってなくて調べてるけど、どうやらそれは最終日らしい。

あとで冊子みたら12回目に看護師から終了時のオリエンテーションがありますって書いてあった。資料読むタイミングと内容がいまいちかみ合ってなかっただけっぽい。

「それで大丈夫ですか?」「もちろん大丈夫です、ありがとうございます」

ということで「また明日お願いします」とご挨拶して会計へ。

さて会計。

フォルダー出しつつひとこと目に「薬もありません」と言ってみるチャレンジ。

「ではこのままお帰りください」
・・・勝った!(笑)

ではまた明日。