大学病院よさらば。重粒子線治療準備編スタート。[2021-11-15], [2021-11-17]

 重粒子線治療最終日が5月27日なので今日で1か月経ったことになります。

うんこは完全に治療前と同じペース。おしっこは勢いはまだちょっと弱い気がするのと夜中の回数がちょっと多い気がするけどほぼ通常通り。今のところ何の不都合もなく過ごしています。

映画もトイレを気にすることなく楽しめたしね。(笑)

体重は一旦55kg台後半まで落ちたものの今は57kg台で安定。しばらくは56~57kg維持でいいのかな?と思ってます。

ということで。
治療後の変化も落ち着いてきたので治療編はここで終了、1つ手前の準備編をシーズン2としてスタートします。

準備編というのは「重粒子線治療に決めた」あとから「重粒子線治療開始直前」までで、2021年11月15日~2022年5月9日の6か月弱。

そう。
決めてから始まるまでが結構長いんです。
治療する人にはその辺が一番気になると思うので6か月間何してたのかを書いていきます。

ちなみにその次のシーズン3は発覚編で「定期健診で要再検査になった」あたりから「針生検」を経て「治療方法を重粒子線に決める」までを書く予定。

なんで小刻みに遡りながら書くのかというと、最初から書き始めると肝心の今の状態を書くまでに時間がかかってしまうのが1つ。もう1つは「読む人が知りたいのは事実」だと思うから。

私自身の山場は「治療方法を何にしようかあれこれ考えた」シーズン3後半なんだけど、医者でもない私の話より「実際に重粒子を選んだら何が起こるのか」の方が興味あるよね、きっと。(笑)
ってことで、シーズン2の範囲はそんな感じです。誰かのお役に立つといな。

さあ。
シーズン2のはじまりはじまり。


2021年11月15日(月曜日)

今日はお世話になってる大学病院のセンセにセカンドオピニオン(以降2ndオピニオンと記載)の結果をお伝えする日。

自分の中ではもう重粒子線治療に決めてあるし、妻にもリスクやらメリットやら説明して納得してもらってるのでセンセと相談することは実はもう何も無い。

ちなみに妻は色々心配はするものの最後は「自分の体だから自分の納得する方法にすれば」と言う。そりゃそうだ。(笑)

さてシーズン2を始めるにあたりここまでの状況を大雑把に書くと、、、

まず病院は4つ登場する。

  1. 町の泌尿器科・・・近所のセンセ
  2. 町の総合病院・・・1でできないMRIのために紹介された割と近所の病院
  3. 大学病院・・・1でできない針生検のために紹介されたちょっと離れた病院
  4. がんセンター・・・重粒子線治療ができる病院

シーズン2では大学病院を去るところ(笑)から始まり、がんセンターと町の泌尿器科とのやりとりがメイン。

そしてこの日の直前の通院状況は、

  • 2021年10月14日・・・大学病院のセンセに2ndオピニオン受けたい旨伝える
  • 2021年10月16日・・・大学病院で2ndオピニオンの紹介状などをいただく
  • 2021年10月18日・・・がんセンターへ紹介状などを持っていく
  • 2021年11月10日・・・がんセンターで2ndオピニオン

そして今日である。

そう。
2ndオピニオン受けると決めてから実施するまでほぼ1か月近いのだ。予約一杯らしい。
当然「がんが進行する前にちゃんと治療できるんだろうか」との不安がよぎる。まあ、あとで分かるんだけど、ホルモン治療始めちゃえば1、2か月の差はあまり関係ないし、そもそも今までものんびりしてたんだけどね。(笑)

実は今日の診察も最初は10月30日の予定だった。大学病院のセンセもそう高を括っていた。(笑)

さて診察。

大学病院のセンセ、がんセンターからもらった手紙を見ながら「どうでした?」的な会話。ここで2ndオピニオンのセンセーは部長先生だったことが発覚。たしかにちょっと癖ある感じではあったけど(失礼)、話の内容は的確だったし納得&安心した。

で、話の続き。
この時のセンセとの会話はあまり覚えてないけど、俺からは「リスクやメリットなど気になるところを全部教えていただいて、結局重粒子線治療することにしました」的な話をしたはず。ダヴィンチの全摘手術ならこのセンセにお願いするって話をしてたのでちょっと気を使いつつご報告。

すると細かいことはまったく触れず「じゃ紹介状を書きましょう」的な返し。そして「治療がうまくいくといいですね」とか「お大事に」とか確かそんな感じの言葉をいただいてあっという間に診察終了。2ndオピニオンで転院するときはどこもこんなもんなのかもね。

でもここのセンセには針生検の時からずっとお世話になっているので「色々とお世話になりました。ありがとうございました」とお礼。ほんと、何事もなくここまでこれて感謝してます。

この後は受付の方と事務的なお話。
紹介状の宛先を確認されたり受け渡しをいつにするか決めたり。

ちなみに紹介状の宛先はちょっとややこしい。
2ndオピニオンはがんセンターの泌尿器科、でもその時に渡された重粒子の説明はがんセンターの放射線科。がんセンター側としては重粒子線治療の窓口として泌尿器科を据えているっぽい。治療の選択肢を説明する段階で重粒子の専門家が相手したらおかしいしね。

でも私は重粒子治療のためにがんセンターへ行くので、紹介状の宛先は説明資料にあった放射線科の先生宛にしてもらった。

そして2日後の11月17日、あらためて大学病院へ赴き紹介状を入手。2ndオピニオンの時につくっていただいたプレパラート(組織を生検するためのもの)と合わせて準備完了、がんセンターへ外来予約。

そして11月22日の初診を迎えるのであった。


ちなみに2ndオピニオンは自分では予約できないけど外来は自分で予約できる、というかする。そして予約時には手元に紹介状が必要。気持ち的にはすぐにでも予約したかったけど、まあ仕方なし。

ちなみにちなみに2ndオピニオン受けるのは初めてだったけど、これって受けた後に必ず紹介元の先生の診察が必要。自分で予約できないってのはそうゆう流れの1つなのかも。


補足。
今回大学病院の診察予約日を変更しなくちゃならなかったので初めて病院に電話した。
それでわかったのは、ここのセンセには本来の診察曜日ってのがあって、今までそれ以外も柔軟に診察してくれてたってこと。だからいつも診察予約の担当医のところに他の先生の名前が書いてあったのね。なっとく、あんど、ありがとうせんせい。

もうひとつ補足。
予約変更した時電話で「2ndオピニオンで何かレポートいただいていれば5番窓口へ」「なければ泌尿器科の受付へ」と指定があった。たしか5番は文書受付窓口で、通常は紹介状を提出するところ。おそらくここで受け取ってスキャンして電子カルテに入れて原本は保管するんだと思う。

で、今回はお手紙もらったので5番へ行った、、、んだけど「何のこと?」的な対応であれあれどーしたのって感じ。結局泌尿器科へ行ってと言われてしぶしぶ(笑)泌尿器科へ。そのあともう一度5番へ行ったかどうかは定かではない(忘れた)が、まあセンセには届いたので事なきを得ている。
大きい病院は命に係わること以外は結構大雑把だよね。(笑)


ということで。大学病院さん、いろいろとお世話になりました。
ここからは重粒子線治療フェーズだ。